ブログの方ではお久しぶり。
SV環境では4桁から3桁順位を永遠とうろうろしていましたが、唐突に公式大会で最終26位を取ったので記念記事です。
~構築の流れ~
最初にテラパゴスが使用できると知ったときは公式のミスを疑いましたが、どうやら本当のようなのでテラパゴスからスタート。
制限ルールで全体の種族値が低くなるなか、テラス前提とはいえ700族の化け物を使用しない理由がなかった。
いかに最強のテラパゴスを使えるかが鍵だと思い、瞑想眠るやコーチング物理と色々考えたが、
こだわりメガネテラパゴスをデコレーションして全部破壊する方向性で行くことに決定。
デコレーションといえばマホイップだが素早さ種族値が64と低く、最速にしても準速テラパゴスより遅くなってしまうことが不満。
なので全ての技を使えるドーブルを採用。
素早さ関係が「最速ドーブル:139 準速テラパゴス:137」と綺麗である。
次に追い風が欲しく、シンプルにエルフーンを採用した。
このギミックを仲間大会で試したところ、追い風を存分に残しながらドーブル+テラパゴスの並びを作ることが難しく、エルフーンに脱出ボタンを持たせていても安定しなかった。
なのでエルフーンの横に爆弾を置いて初手で倒れてもらうことにした。
ORASからはるばる連れてきたプレシャスボール入りダイゴメタグロスを高級爆弾として採用。
(メタグロスは600族で攻撃含め種族値が高く、クリアボディで攻撃が下がらず安定して味方をボンバーできる優秀な爆弾なのだ。)
5体目はトリル系への回答として、ふういんリキキリンを採用。
特性テイルアーマーが優秀で、ゴリランダー+ガオガエンの様な猫だましコントロールを抑制したり、ドーブルが苦手な先制技を防ぎながら場を荒らす等、色々活躍してくれた。
最後にリキキリン選出をしたとき相手の瞑想テラパゴスが重く、ギミックパの基本から外れた選出でも対応できる高種族値な物理格闘技使いを探し、とつげきチョッキテツノイワオ:格闘テラスを採用することにした。
~個別解説~
【名前】テラパゴス
【持ち物】こだわりメガネ
【性格】控え目
【特性】テラスチェンジ→テラスシェル→ゼロフォーミング
【実数値】171-*-130-172-130-137 → 236-112-130-200-130-137
【努力値】CS252 H4
準速(味方のドーブル抜かれ)
【技構成】テラクラスター / トライアタック / 大地の力 / マジカルシャイン
制限ルールに現れた合計種族値700の化け物。最強とかそういう次元の話ではない。
テラス時の特性ゼロフォーミングで天候パを否定する性能まで有しているので本当に一強レベルだと思います。
■持ち物
最大火力のこだわりメガネを採用。
守るが使える命の珠は最終盤面テラクラスター打ち合い時に体力が削れていることが致命傷になりかねないと感じ見送り。
■技
テラクラスター以外押さない。
・トライアタック:ワイガケアだがテラスしないテラクラスターで良い。負け試合氷ワンチャン。
・大地の力:鋼への打点だがギミックパなので大地で拘るのが弱い。
・マジカルシャイン:非テラス時の範囲技。
他候補
・破壊光線:つよそう
・ねごと:決まったら嬉しそう
・瞑想や守る:はたきおとすされた時前提。
【名前】エルフーン
【持ち物】メンタルハーブ
【性格】臆病
【特性】悪戯心
【実数値】167-*-105-97-96-184
【努力値】HS252 D4
【技構成】ムーンフォース / 追い風 / 手助け / 守る
追い風役。
■持ち物
おんみつマントとメンタルハーブの択はマッチ運だと思う。。。。
今回は最速ミラーの50%挑発を考慮し、メンタルハーブを使用。
先に追い風をされた際にアンコールで縛られて後発追い風を拒否される展開もあるのでメンハは必要。
猫だましは守るを採用して回避。
■技
・ムーンフォース:攻撃技。特攻ダウンで上振れが狙える点を評価。
・追い風:採用理由
・手助け:テラパゴスと並んだ時、手助け眼鏡テラクラスターを押せる。
・守る:猫だまし対応だが、追い風のターン調整ができたり、守れるエルフは強い
他候補
・アンコール:最強技だがギミック的に上記4つの技で問題ないので不採用。
対面テラパゴスに瞑想されるたびにもやもやするが勝敗には関わらなかったはず。
【名前】メタグロス
【持ち物】ノーマルジュエル
【性格】意地っ張り
【特性】クリアボディ
【実数値】181-205-151-*-111-96
【努力値】H140 A244 B4 D4 S116
追い風時最速ゲッコウガ抜き (湿原誓い対策)
【技構成】ヘビーボンバー / サイコファング / バレットパンチ / 大爆発
爆☆弾
■持ち物
最初は割り切ってこだわりハチマキだったが、初手で猫だましと当たったとき、エルフーンに猫だましされて追い風ができず大爆発で自分の首を絞める展開があったので、行動が自由なノーマルジュエルを選択。
爆発で場をカラにすることで、相手の誓いギミックや岩石アックスを不発させる裏技がある。
【名前】ドーブル
【持ち物】気合のタスキ
【性格】陽気
【特性】テクニシャン
【実数値】141-40-71-40-71-139
【努力値】H84 B124 D44 S252
最速
ツール叩いて出てきた効率耐久配分
【技構成】キノコの胞子 / デコレーション / フェイント / かえんのまもり
このルールで最強だと思うポケモン。
味方の準速テラパゴスにデコレーションするための最速だが、同時に相手の素早さ補正以外のテラパゴスの上からキノコの胞子ができる最凶さもある。
■特性
ムラっけは素早さが下がった時、デコレーションギミックが破綻するため候補外。
テクニシャンとマイペースの選択で、SV時代で混乱技を受ける展開が見えなかったので、フェイントの火力を若干伸ばすテクニシャンを採用。
後に他のドーブル使用者の構築記事で、マイペースはゴルーグの爆裂パンチケアになるというのを見てなるほどなとなりました。
■持ち物
数的不利から始まるギミックなので、気合のタスキで行動回数を確保できることが何より重要だった。
■技
・キノコの胞子:最強!w というネタにならないレベルで環境に刺さっていた。
・デコレーション:読まれにくいギミックであり、技性能上腐りにくい。
・フェイント:ワイドガード対策だが、とにかく強い。
・かえんのまもり:襷をキープするための守る系で、通った時のアドの大きさを評価。
一応仮想敵はゴリランダーの猫だましとメタグロスのバレットパンチ。
他候補
・ニードルガード、トーチカ、スレッドトラップ
個人的にはニードルガードで良かったと思います。
・このゆびとまれ
ぎりぎりまで迷ったがかえんのまもりを採用。
・ワイドガード
強いと思うが技スペースがなく不採用。
・ねこだまし
正直いらない。
■フェイントについて
・ワイドガード対策
・追い風ラストターンの守るを拒否
・テラスシェルを剥がす
・襷まで削ったエルフーンに対して悪戯心より先に倒す
・軽業襷ジュカインにがむしゃらを打たせず倒す
等々大きく勝利に貢献した技だった。
【名前】リキキリン
【持ち物】防塵ゴーグル
【性格】控え目
【特性】テイルアーマー
【実数値】204-*-102-178-102-81
【努力値】H68 B92 C252 D92 S4
C特化
耐久効率振り
【技構成】ハイパーボイス / 守る / 封印 / トリックルーム
ガチトリル系に選出する。
デコレーションするとハイパーボイスがいい火力になるので積極的に狙っていった。
瞑想テラパゴスの起点になりがちなので、ドーブルの胞子で誤魔化すかテツノイワオで上から倒すことを心掛ける。
■持ち物
何でもよかったので、相手のドーブルやコータス+フシギバナに出せる防塵ゴーグルを採用。
特性草食ケアで粉技はあまり打たれなかったので、シルクのスカーフで良かった気もする。
■技
・ハイパーボイス:メイン打点。環境にゴーストタイプがほとんどいなかったので通りが良い。
・守る:生き残ることが大事なため。相手の守るを封印できるのも強力。
・封印:トリックルームを絶対許さない。
・トリックルーム:能動的に使うことはなかった。
【名前】テツノイワオ
【持ち物】突撃チョッキ
【性格】意地っ張り
【特性】クォークチャージ
【実数値】183-188-101-*-129-159
【努力値】H140 A244 B4 D4 S116
最速ハギギシリ(S92)抜き
Aほぼ特化 残り耐久
【技構成】パワフルエッジ / インファイト / メガホーン / 聖なる剣
最後に採用。リキキリンが瞑想テラパゴスの起点になってしまうので、強い物理格闘技使いが必要だった。
■テラスタイプ
相手のテラパゴスを詰める格闘テラスで採用。
本戦では一度もテラスタルしなかった。
■技
・パワフルエッジ:技として強すぎるので採用。
・インファイト:実は不一致なので聖剣では火力が足らない。
・聖なる剣:耐久を下げたくない時に打つ。
・メガホーン:ミラーやトリル系にいるエスパータイプにたまに打つ。不意のカラマネロに刺さる。
■インファイトと聖なる剣の両採用
格闘タイプ面しているが実は違うので、聖なる剣では火力が足らずインファイトを採用。
だが所詮不一致なので体力が残ったテラパゴスを倒しきることはできず、耐久が下がったところにテラクラスターを打たれてしまう。
なので聖なる剣→インファイトの二段階で攻撃できるよう両採用した。
一度も打たなかったが、聖剣は持久力ブリジュラスに刺さる可能性も考えてはいた。
~選出~
■基本
エルフーン+メタグロス
ドーブル+テラパゴス
8割以上はこれ。結果勝ちまくったので臆せず爆発して正解だった。
■対トリル系
ドーブル+リキキリン
テラパゴス+テツノイワオ (相手次第でエルフーン)
封印する。キノコの胞子が通りやすいので眠らせて隙を作りデコっていく。
~感想~
SVが発売されてからようやく自分で納得いく構築が組めました。
キノコの胞子の通りが非常によく、ドーブルはこのルールトップメタだと思っています。
仮に次があるとしたら防塵ゴーグルテラパゴスはもう少し増えるのではないでしょうか。
途中デコレーションと間違えて味方にキノコの胞子を打つ特大プレミをやらかしたりもしましたが、最終26位という大きな結果を残せて良かったと思います。
自分はテラスタルのゲームが非常に苦手で、今回のテラパゴスルールはテラスの読み合いから解放されてとても楽しめました。ランクマでもテラパゴス使わせて下さい。
それでは次の記事でお会いしましょう。
~余談~
巻き込み爆発で場を開けてギミックを通す奴、むかーしトリプルでやってたやつと同じというね。